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商品豆知識
2016/01/20

ガスビルトインコンロ選びの盲点①

ガステンのお役立ち情報

ガスビルトインコンロ天板幅選びの注意点

施工後施工後

ガスビルトインコンロの天板は60cmと75cmの2種類あります(実際は数ミリ短い)。

天板の下のコンロ本体の大きさはまったく変わらず天板の幅だけ違います。

よって、現在60cmでもキッチンのトップのコンロ左右スペースさえ7.5cmずつあれば75cm幅でも交換可能です。

では設置可能であれば75cmのほうが60cmよりも使い勝手がよいのでしょうか?

結論はそうとは言い切れません。75cm幅のコンロのほうが左右バーナーの間隔が広がり大きな鍋をよく使う人には便利だと言われています。

しかし天板幅60cm→75cmにするとコンロの脇の物を置いたり作業をするスペースが狭くなるため、いつも使っているまな板が置けなくなったりして不便を感じることが意外と多い。

システムキッチンの幅は数種類ありますがある程度規格で決まっています。昨今のシステムキッチンは昔と比べお客様の要望が大きくなってきたという理由でシンク部分が大きいものが多くなってきています。コンロのスペースも規格できまっているため間のスペースが狭くなってしまいました。そのなか更にコンロの幅を広げてスペースを狭くするとかなり使いづらくなってしまうという現象が起きてしまうのです。

このように、コンロ上のことだけでなくキッチン全体まで考えて天板幅は選んだほうがよいでしょう。

また、実は左右バーナーの距離はメーカーによって異なります。

リンナイ 60cm幅・・・33cm→75cm幅・・・35cm(天板液晶表示あり機種のみ37cm)

ノーリツ 60cm幅・・・30cm→75cm幅・・・35cm(天板液晶表示あり機種のみ37cm)

パロマ  60cm幅・・・33cm→75cm幅・・・35cm

ノーリツ以外は60cm/75cm幅で左右バーナーの距離は2cmしか変わりません。

 

それでは、逆に75cm幅→60cmに変更する場合はどうでしょうか?

小さくなるだけで問題は何もないように感じます。ところが盲点がひとつあります。

長年75cmで使ってきているのでその天板を縁取るようにキッチンに汚れが残っています。この汚れはほとんどの場合、染みついてしまって完全に落とせないことが多いのです。

60cmに変えたことによって落ちない汚れの染みが毎日見えてしまうことになり、気になるという方が多くいらっしゃいます。

以上のことは、替えてみて初めてわかる部分です。事前に考慮に入れて商品選びをされることをお勧めいたします。ご参考まで。